東京都あきる野市小川にて屋根カバー工法
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東京都あきる野市小川での屋根カバー工法のご紹介です!
塗れない屋根
実は塗装ができない屋根があります。
2000年前後に製造された、「ノンアスベスト切り替え時期の製品」です。
アスベスト(石綿)は強度が高い優秀な建材で、昔の屋根には一般的に使われていました。
しかし健康への影響から規制されるようになり、2000年頃には各メーカーがノンアスベストにした製品を販売し始めます。
ところが、アスベストを抜いた分強度が低くなり、切り替え当初の製品は特にそれが顕著に出てしまいました。
“塗装しても強度が保てない”“塗装しても劣化を止められない”=塗装する意味がない、という傷み方をしますので、しっかりと診断してくれる業者選びが大切になっていきます!
・パミール
塗装ができない屋根として代表的な屋根材になります。
外壁材の大手メーカー・ニチハの製品で、実際に使用している住宅数もかなり多いとされています。
ミルフィーユのように層状にパリパリと剥がれてくる(層状剥離)という症状が特徴です。
8~10年もすると、特に分かりやすく見えるようになります。
・レサス
レサスは、旧:松下電工の製品です。
強度が低く、屋根点検で上を歩く際にも割れる危険があるほどです。
細かなひび割れや、扇型に大きく割れるような欠損が多く発生します。
・シルバス
シルバスも旧:松下電工の製品で、レサスの上位商品として発売されました。
レサスと同様に、ひび割れ、欠損が多く発生してしまいます。
大きなスリットの入ったおしゃれなデザインですが、そのせいで一層割れやすいです。
・コロニアルNEO
コロニアルNEOは、旧:クボタ(現:ケイミュー)の製品で、現在最も普及している屋根材「カラーベストシリーズ」の商品です。
細かなひび割れや先端の劣化、崩れが起きやすい商品です。
築10年を超えると、全面的にひび割れが発生してしまいます。
・アーバニーグラッサ
うろこのように入り組んだデザインが特徴です。
その分強度も低く、細かなひび割れや欠損が多く発生します。
・ザルフグラッサ
コロニアルNEOと似た形状ですが、こちらの方がややスリット幅があります。
ひび割れが多く起こるほか、劣化が進むとパミールのような層状剥離も発生することがあります。
・セキスイかわらU
セキスイかわらUは、大手ハウスメーカーの積水グループの住宅で長く使われていた屋根材です。U瓦とも呼ばれます。
ひび割れの他に、表面塗膜の剥がれが発生するのが特徴です。
また、塗れる屋根でも
ひび割れ・欠損が多い・前回の塗膜が酷く剥がれている・下地が傷んでいる・築年数30年以上など実際の屋根の状況と劣化の仕方で塗装ができない場合があります。
そうなった場合、屋根カバー工法か屋根葺き替え工事のどちらかの工事になります。
屋根カバー工法とは
屋根カバー工法とは、古い屋根のうえに屋根を張ってかぶせる工事方法のことです。
古い屋根を壊して新しい屋根を設置する「屋根葺き替え」と違い、屋根カバー工法は古い屋根の「取り壊し・撤去」はせずに新しい屋根材にすることができます。
葺き替え工事等は古い屋根をはがす処分する費と手間がかかってきてしまい工事費が高くなってしまいますが、屋根カバー工法ははがして処分する手間と費用がかからないので、工事費用と工事期間を抑えることができます。
屋根カバー工法ができない屋根
全ての屋根にカバー工法が採用できるわけではありません。
たとえば、経年劣化がひどく、屋根下地が傷んでいる屋根は、カバー工法がおこなえません。
屋根カバー工法使用材料
〜特徴〜
○美しい
リッジウェイ独特の2層構造とランダムな粒状彩色石のグラデーションカラーが、立体感ある陰影を演出し、個性豊かで深みのある表情を屋根に与えます。
○軽い
リッジウェイの重量は瓦の約1/4、化粧スレートの約1/2と軽量のため、建物への負担が少なく耐震性に優れています。
○屋根飛び火試験認定品(DR-2041(1))
○防水性
アスファルト基材とファイバーグラスマットで構成されており、水分を含まず釘穴シール性にも優れています。
○耐風性
標準仕様実験(風速38m/s)、強風仕様実験(風速46m/s)でも浮き剥がれの現象は起きず、高い耐風性能が実証されています。 ※強風地域・場所では強風仕様での施工をおすすめしております。
○耐衝撃性能
リッジウェイは柔らかく割れにくい素材ですので、踏み歩きや落下物等によって屋根材が割れるという心配は無用です。
屋根カバー工法施工写真
棟板金撤去
貫板撤去
雪止め撤去
ルーフィング貼り付け
唐草取り付け
ケラバ取り付け
スターター取り付け
屋根材本体【リッジウェイ】取り付け
雪止め設置
棟板樹脂取り付け
壁押え設置
繋ぎ目シーリング